18回目 ノートパソコンそのままよりも画面の大きい外部モニターメインで作業する
Daniel Neiva Dan NeivaによるPixabayからの画像
外出先では仕方ありませんが、基本的にパソコンでの作業は小さい画面で行うよりも大きな画面で行ったほうがはるかに作業が簡単になります。
画面が広ければ、アプリケーションソフトを立ち上げたときもそのソフトの操作画面も広く表示され、テキストも見やすく画面に表示されます。そのためマウスカーソルを使ってクリックなどの操作もしやすくなるでしょう。
ノートパソコンのような13インチ~15インチの画面幅の大きさで作業すると、細かな部分の操作がしにくくなってしまいます。
○ノートパソコンの画面は操作可動域が狭い
僕はノートパソコンで作業する場合はのほとんどはネットサーフィンや軽く文章打ち込んだりするくらいです。
小さな画面で細かい作業をすると、思っていたところにカーソルがうまくいかず変な場所をクリックしてしまったり、そもそも表示されている文字自体が小さく感じるからです。
それよりも外部モニターをメインで使い、ノートPCとHDMIケーブルをつないで、外部モニターのみ片画面表示の設定にして文書作成など文字入力の作業をしたほうがよっぽど早く作業を終わらせるができます。
小さな画面で作業すると、肩こりや首の疲れがあとになって身体に痛みとなって表れてしまうので、例えば外出先でノートパソコンだけしか使えないような状況をのぞけば、家では外部モニターをメイン画面にして作業を行います。
つまり、ノートパソコンをデスクトップPCのようにして使えばいいわけです。
○ノートパソコンはもはや据え置き化
MacBookには「クラムシェルモード」と言われる機能が搭載されています。
簡単に言えば、Macbookノートパソコンを閉じてしまい、外部モニターとケーブルで接続状態にしておいて、「MacBookをデスクトップPCのようにして使おう」という方法です。
ノートパソコンを閉じた状態を「殻を閉じている貝」と同じように見立ててクラムシェルとしています。
Windowsでも「スタートメニュー」>「設定」>「システム」>「電源とスリープ」 と開いていき、
「スリープ」欄の「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする(電源に接続時)を「なし」にします。
また、「電源とスリープ」>「電源の追加設定」>「カバーを閉じたときの動作の選択」
「カバーを開いたときの動作:」をバッテリ駆動、電源に接続のどちらの状態とも「なにもしない」に選択を切り替えます。
そして最後にその画面内下部の「変更の保存」をすることによってWindoewsノートPC版で「なんちゃってクラムシェルモード」をすることができるようになります。
クラムシェルモードでは、ノートパソコンとしてではなくデスクトップPC風に作業を行うことができます。
ノートパソコンのように小さな画面に覗き込むようにして作業をするのではなく、大きな画面でデスクに構えて作業することになるので、肩こりや首の疲れがいくばくか抑えられた姿勢で作業をすることができるようになるのです。
また視力の悪い人や近眼の人などでも、小さな画面を見るようにしてPCの作業をするよりかは、少し大きな画面を前にして作業をしたほうがやりやすいと思います。
○クラムシェルモードの弊害
ノートPCをクラムシェルモードににして使う場合、ノートPCはたたむようにしてデスクの横側などに配置しなくてはなりません。デスクの作業幅を減らしてしまうのでできるだけ邪魔にならないような場所に置くようにしてディスプレイと接続する必要があります。
それに、ノートPCは排熱を基本的には画面下のキーボード面のキーの隙間の穴や上部に備わった排気口から熱気を逃がす構造になっているため、ノートPCの画面をたたんでしまうと同時に排気口をふさぐことになるため、熱気を逃がしにくくなってしまい最悪冷却ファンが壊れてしまう恐れがあります。
そのためできる限りノートPCの裏面に備えられている排気口をふさがないような形で設置する必要があります。
上記のサンワダイレクトさんにはクラムシェル専用スタンドのような商品が売っているのですが、そのためにわざわざ2000円も払う必要性が僕にはわかりません。
無印良品や100均にもノートPCスタンドの代わりとなるような「まな板スタンド」という商品があるので、そちらをスタンドにして使ったほうが無駄な出費が抑えられるかと思います。
外出先などでどうしても外部モニターが無い場合を除いて、家でPC作業する場合はできる限り外部モニターを用意して大きな画面でのPC作業をおすすめします。