知人に『命の次に大事なのがスマホ』と言い出す輩がいます。
外出時にスマホなどのバッテリー残量が10%以下になってしまったときには謎に非常事態感があります。
モバイルバッテリーの選び方として僕は↓以下の内容を注意してから、欲しいモバイルバッテリーを選択して購入しています。
- 給電ポート数
- 出力電力 何Wか 何Aか
- Type C対応か? mini USB type B か?
- バッテリー容量
- PD対応か?
- デザイン(色)や重さ(携帯性)、薄さ、頑丈さ
- 充電方法(ワイヤレス充電対応など)(ACプラグにさせるか)(ソーラー充電可能)
- 容量残量表示(ランプ表示、デジタル数値表示)
- ライト搭載かどうか(いらない)
- ケーブル内蔵か(出力電圧に合ったケーブルを別途買う必要があるから)
この中で最も僕が気にするのは『PD対応か?』と『出力電力 何Wか 何Aか』の2点ですね。
まずPDとはUSB Power Deliveryのことを言います。
説明するのは面倒なので、「これが機能として備わっていれば大きな電力供給」ができると思っていればいいです。
詳しく知りたい場合は下記リンクをクリックして調べてみてください。
- USB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーとは?特徴と選び方を紹介 - エレコム株式会社
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「PD」「USB Type-C」って?大容量バッテリー搭載スマホを高速チャージする最新充電規格 | 《安全安心》cheero(チーロ)モバイルバッテリー
そしてこのPD機能が搭載されている場合は、スマートフォンやタブレット、ノートPCにも充電対応の製品が多いので、出力電圧が高いものを選択したほうが良いです。
〇出力電力 何Aか
出力電力とは、たいていモバイルバッテリー表面やパッケージに表示されている場合が多いです。
Aはアンペアですね、これの電力の数値の大きさによって、スマホなどへの満充電までかかる時間が変わってきます。
☝写真は僕の持っているRAVPOWERというメーカーの26800mAhの容量のモバイルバッテリーで一応PD対応の製品です。
USB Type C ポートが1つだけあり、電力の入力出力を同じUSB TypeCポートに接続して行います。
ほかにもUSB TypeAポートが2つあり、本体への充電入力用にmini USB type Bポートも用意さています。
そしてここの赤線を引いたOutputの出力電力の『〇A』という表記を見ると、だいたいどれくらいの電力を出力してくれるのかが分かります。
写真だと、iSmatと書かれている方がこの製品のUSB Type Aポートのことを指しているので、2つあるポートのそれぞれの最高の出力電力は2.4Aらしいです。
またその2つあるポートを同時に使用した場合には片方が2.4A出力してもう片方は1.0Aの出力に自動的になるので、合計3.4Aの電力出力ができ得るということがこの表記から分かりますね。
☟そして、もう1つ僕が持ってるモバイルバッテリーの電力表記の写真をみてみましょう。
このモバイルバッテリーにもOutputという項目で出力電力の表示がされています。
まぁたいていのモバイルバッテリーにはこの表記が製品を販売する際には義務付けられているのかと思いますが、こちらは先ほどの写真と表記内容が少し違います。
こちらのモバイルバッテリーでは電力出力用のUSB Type Aポートが2口、入力用はUSB type C と mini USB type Bがあります。
そして出力に関しては片方だけが最高2.1Aまでの出力であり、もう片方あるポートは最高でも1.0Aの出力しかできません。
つまり、それぞれのポートで出力できる電力があらかじめ決まっているというタイプのモバイルバッテリーということになります。
そのため片方では2.1Aを出力できても、もう片方ではどんなに頑張っても1.0Aしか出力できません。
このモバイルバッテリーで1.0Aのポートにつないで充電した場合は、スマホなどの満充電までにかかる時間が結構長くなることになりますね。
こういった点において各ポートが何Aを出力できるのかはモバイルバッテリーによって違います。写真では最初に見せたRAVPOWERのモバイルバッテリーのほうが出力電力がどちらでも2.4Aを出せるので、もし僕が選ぶならHETPのバッテリーよりもRAVPOWERのものを選ぶでしょう。
ちなみアンペアの話で、iPhoneを買ったときの付属の充電器ありますよね。
あれは基本的には出力が1.0Aなので充電時間がかなりかかりますし遅いです。
早い充電をしたい場合はここのアンペアの表記がなるべく1Aではないものを選ぶと良いです。
〇バッテリー容量は多いだけではダメ
僕は最初にモバイルバッテリーを購入したときは、「めちゃくちゃ容量が大きい物であれば何回も充電できるじゃん」と思っていました。
しかしそれは浅はかな考えでした。30,000mAhの容量を謳うモバイルバッテリーを買ったのですが、
まず本体が重いです。
まぁ充電できるのであればいいかなと思ってその辺はそこまでこだわらなかったのですが、持ち運ぶ際に重いと結構厄介です。
そして出力電力が低い。
これに関してはさきほどのアンペアの説明でわかるかと思いますが、いくらモバイルバッテリーの容量が大きかろうと充電できる速度が遅ければそれほど意味がないような気がします。
例えば充電がゼロになったスマホを急いで充電したいときに、大容量なのに充電速度が遅いモバイルバッテリーを持っていたらどうでしょう。そのくせモバイルバッテリーのほうがスマホよりも重いときたら持ち運びがかなり面倒くさいです。
容量が大きい分本体の重さも増すので、持ち運びに不向きになると思います。
それでも『バッテリーの容量が多いほうが良い』と思う多いは正義みたいなロマン派な人は、以下のようなものを買うとしあわせになれるかもしれません。
☝最後のおにぎりみたいな三角形は容量50000mAhしかないのですが、デザイン的になんか良いですよね。
ポータブル電源ってよくありますけど、あれって何に使うんでしょうかね。僕はアウトドア人間ではないため、あれの使い方がいまいちわかりません。
〇出力電力に合ったUSBケーブルが必要
モバイルバッテリーを購入しても付属のよくわからないケーブルが付いてくるだけで、PD充電ができるかどうかはわかりません。
そのため別途で充電ケーブルを買ったほうが良いと思います。
まず、ケーブルなのですがiPhoneの人はなるべく「lightning to USB Type C」という記載のケーブルを購入したほうが良いです。
USBのType Cという規格のほうが扱える電力がUSB Type Aや mini USB Type Bよりも大きいです。
このへんのUSBの規格の違いは下の記事でも僕が書いていたような気がするので、一応参考程度に見てみてください。 書いてなかったらゴメンナサイ。
話は戻しますが、USB typeCはPDに対応しています。
そのためこういったタイプのケーブルを購入したほうが急速充電ができます。
急いで充電したい場面では、PD充電ができるモバイルバッテリーでなおかつPDに対応したケーブルもそろえる必要があります。
ちなみに僕はAndoridスマホを使っているのでType C to Type Cケーブルを使っています。
↓以下のAmazonの商品リンクは僕が実際に使っているUSB Type C ケーブルになります。
個人的にはRANPOWのUSB Type C to Type C ケーブルがおすすめですね。こちらの方が何となく充電速度や給電に関してNimasoのケーブルよりも早いです。
〇そもそもPD対応スマホを持っていないと意味がない
PD、PDいってますがこのPDにスマホ側が対応していないと意味がないです。
特に最近のスマホはPD充電に対応していますが、iPhoneではiPhone 8 以降が対応しているみたいです。
そのため、それよりも以前のモデルのスマホを使用している場合はPD充電ができませんのでご注意を。
またPD充電と言われてもスマホ側が「PD充電をしています」という表示がされるわけではありません。
いちおうスマートフォンアプリの『Ampere』では、スマホ本体のバッテリーへ充電されている電力をアプリ側が数値として表示してくれます。
ただしAmpereのアプリでの充電表示では正確な電力の表示ではありませんので注意。
この写真ではスマホの内蔵バッテリーが3200mAhなのですが、現在充電している電力が2870mAhぶんが送電されているという意味になります。
これはスマホのバッテリー容量3200mAh中2870mAh充電されているので、高い電力で充電がされています。
これくらいの高い電力が送電されている場合はPD充電の機能が行われている可能性があると言っていいでしょう。
逆にここの現在送電されている電力が700~2000mAh程度の場合では、普通の充電が行われており充電速度もそこまで速くはないです。
しかし、これは単なる目安でしかないので本当に充電の電力を見たい場合はUSBケーブルにテスターをかませて確認したほうが良いと思います。
ぼくもこれらのテスターを買ってないのであとで買うことにします。
〇PD充電はノートパソコンにも使える
最後にモバイルバッテリーには出力ワット数(W)というものがあります。
PD対応を謳っているモバイルバッテリーでは30ワットから100W近くまでの数字で表記されている場合があります。
こういった商品はモバイルバッテリーでありながらノートPCなどへの充電も可能にした商品です。
電力が高出力で送電されるため、ノートPCがバッテリー残量が0の時にもこれらのモバイルバッテリーで充電すれば1時間程度でフル充電することも可能です。
飛行機や電車で長距離間の移動する際にモバイルノートPCとセットで持っておくといざという時に充電できて便利です。
実際僕のノートPCも65Wの充電を必要とするのですが、高出力のモバイルバッテリーがあればノートPCでも普通に充電ができてしまうので1つくらいはこういったモバイルバッテリーを持っていると良いかもしれません。
〇高出力かつPD対応で容量多めなものが良い ただし値段も、、、
だいたいモバイルバッテリーに表記されている数値が高い物であれば便利に使うこともできるのですが、良い機能を持つ商品は基本的に商品の値段も高いです。
たいてい65W以上の高出力で20,000mAh以上の容量を持つ製品は1万円以上の値段がします。
あまりモバイルバッテリーに費用をかけたくない人は、良い機能を持つ商品を1つだけ選んで使うほうが良いかもしれません。
また充電器本体の充電方法がソーラー充電対応のものや、モバイルバッテリー本体をACプラグに直接差し込めるタイプの商品もあったりするので種類は様々です。
充電方法や充電対象のものがどれだけの電力を要求するのかなどを先に調べて、それからそれらに対応できるモバイルバッテリーを購入すると良いと思います。
それでは今回はこんな感じで終わります。
また次回の記事で。
ばいなら。