47回目 来たるWindows 11リリース前でのあれやこれや
まさかの撤回。
「Windows 11」なるものが2021年6月くらいに発表されました。
僕はWindows10が発表されたときには、Microsoft側からのアナウンスで「Windows10が最後のバージョン」という話を聞きました。
真っ赤なウソでしたね、これ。
「10」という数字は十の位に変わることで、それまでの0~9のナンバリング的に最終的な立ち位置のようなイメージがあります。かのiPhoneも10と言わずにXという名前にしましたからね。そのため、今までのWindows OSのバージョンアップの変遷で考えていけば、ちょうど節目であり最後のバージョンとしてはふさわしい名称であったといえます。
「Windows10」が発表された当初、僕は高校生くらいの年齢でした。ノートパソコンを自分のバイトの稼ぎで買い、初めて「自分で自由に使えるパソコン」を手にしたときでしたね。
当初はWindows 8を搭載していましたが、すぐにWindows10にアップグレードして使いました。僕の友人はWindows7のUIのほうが使いやすいと言っていましたが、僕はWindows10のUIデザインにはそこまでの抵抗がありませんでした。
そもそも僕はもっと小さなころからパソコンには触れており、それは家に置いてあった基本的に家族が誰も触らないWindows VistaのOSが搭載されているデスクトップパソコンでした。使い勝手には不自由を感じていませんでしたが、エクセルなどのソフトウェアデザインが古臭く感じていて最新のソフトのような綺麗なグラフィカルデザインのソフトを使いたいとは思っていましたね。
それなので自分のノートパソコンを手にしたときには、いわゆる「新しい物好き」になっていたので、Windows10にアップグレードしたときには新品のピカピカしたものを手にしたイメージでした。例えるならクルマを新車で購入し、納車がされた時のテンションという感じです。僕は車には乗りませんが。
高校時代当時の情報科の先生に、「Windows10はWindows OSにおいて最後のバージョンであり、今後は”10”の数字を変えずにアップデートされていく」と言われました。
その話を信じ込んで「Windows10が今後はちまちまとしたアップデートしか行われない」と思い込んでいた僕はすっかりMicrosoftに騙されてしまっていたみたいですね。
〇Windows10のリリース時には「まだ」次のOSを開発をしていなかった?
騙されたのかと思っていろいろとWindows10が最後ではなかったとことについて調べていたのですが、↓ちょっと気になるネット記事を見つけました。
「Windows 10は最後のWindows」という話は何だったのか - CIOニュース:CIO Magazine
このサイトの記事に書いてある「Windows10が最後のバージョン」という部分を要約すると、Windows10のリリース時期における当時のMicrosoft広報担当者の発言に対しての認識により、こんがらがってしまっている要因であることがわかります。
同氏は次のように述べた。「公にはWindows 8.1を発表している段階でも、開発者は実際にはWindows 10に取り組んでいた。それについての話は何もできす、ちょっと残念だった。
この時点でわかることは、「Windows8.1を公に発表しているときには、実は裏でWindows10の開発もしていた」ということです。まぁこれに関しては「そうだったんだ」程度でいいかもしれません。
「現在我々は、Windows 10のリリースに向けた準備を進めている。そして、Windows 10は最後のバージョンのWindowsなので、開発者は引き続きWindows 10に取り組んでいる。」以下略
ここでは、Microsoft社は「最後のバージョンである」ということを言っているだけです。
ちなみに↑上記の青マーカー文字のこの発言は、Microsoft社のデベロッパーエバンジェリストだったJerry Nixon氏が、2015年5月の技術者向けイベント「Microsoft Ignite 2015」のセッションの中で、何気なく発した一言であるということです。
この「最後のバージョン」とは、Microsoft側が現在開発している作業の中での時点で、最後に行う開発作業のバージョン開発が「Windows10」であると言っています。
この発言が、各メディア側には「最後のWindowsのバージョンである」という認識で伝わったようです。
そしてここのサイトのメディア記事では、大々的にこの発言を基にした「Windows10が最後のバージョンである」ことについて書いてしまっているので、この記事を読んだ人はみんな「Windows10で最後である」と思い込むことでしょう。
何より一番ひどいのが、
「Windows10以降のナンバリングのOSの開発を今後は絶対にやらない」とは、一言もMicrosoft側が発言していないのです。
僕の説明が意味不明に感じてきて頭がこんがらがるでしょうが、そんな人には次の文章で何となくこれまでの流れがつかめると思います。
「ある一人の人間の発言のおかげで、メディア側が勘違いし、最初の発言者の一言を間違えて認識したままメディアが世界的に発信して、間違えたままの情報が世に広まった」
ということです。
つまり、「Windows10自体が最後のOSで今後は11や12のようなナンバリングのバージョンが出ない」という話はそもそも勘違いであり、「Windows10が最後のバージョン」の発言時点では次のOS開発にまだMicrosoft社は着手していなかった、
ということになります。
〇巷で騒がれているWindows11アップグレード要件確認
僕のPC環境ではアップグレードできるみたいです。
新しい Windows 11 OS へのアップグレード | Microsoft
PC正常性チェックというアプリがWindows11のinsider previewでのプレビュー版が配信されたときに、同時にMicrosoftからリリースされ、物議を醸したのはつい最近の出来事。
僕も当時Windows insider previewに参加していたので、Windows11のプレビュー版をインストールしてみたのですが、
見事に、それまでに使っていたWindows10 が起動できなくなる事態になりました。
「え」
と思うかもしれませんがノンフィクションで実話で、僕のPCは1日くらい死亡してしまいました。
Windows11のinsider preview版が上手くインストールがされなかったことにより、もともと使っていたWindows10が起動できなくなるという事故が起きてしまい結構大変でした。
それでも僕は結構な頻度で必要なファイルなどをバックアップしているので、被害はほぼ無し。サブのノートPCを使いUSBメモリ(16GB)にWindows10をダウンロードして、普段使いの逝ってしまったPCに挿しこみUSBメモリからWindows10を再インスコ、新しくOS起動したので事なきを得ました。
必要なファイルの外部へのバックアップは大事ですよ、本当に。
あとこうなった時のために、USBメモリ(8GB以上~64GBの容量)のものを買っておくことも必要だと思います。
やはり不安定な状態での新しいOSのリリースはいろいろ事故が起きてしまう場合があるので、本当に気を付けましょう。
2021年10月5日に正式な一般リリースがされるようですが、怖い人はもう少し来年の今頃くらいまで待ってみるのもいいかもしれません。
Windows10のサポートも2025年まで公式でされていく予定なので、ここで無理に焦ってOSをアップデートする必要もありませんからね。
少なくとも向こう3~4年はWindows11に切り替えなくても大丈夫です。
何も考え無しに更新してしまうのは推奨できません。
リリース直後のアップデートには不安定なバグやエラーがつきものですので、そういった修正がなされた数か月後にメインPCでのアップデートをおすすめします。
上記で言った「PC正常性チェック」アプリで適合したデバイスには順番に配信が行われていくそうですよ。
人柱になりたい方はぜひ新しいOSを速攻で使ってみるのもいいかもしれませんね。
OSが復旧できなくなっても知りません。
〇Windows11に求めること
「タスクバーの位置を変更させてください。」
これだけです。
下は使いにくいったらありゃしない。
いつぞやの記事でいいましたが、Windows 11では「タスクバーの位置が固定」になります。
位置が変更できません。
少し調べたら先駆者様方々は、タスクバーの「ファイルアイコンの並んでいる位置」「サイズ」を変更できることを言っていたりする。
やはり、タスクバーの位置自体の変更はできないのだろうか。
無念極まりない。
今後のアプデに臨むしかないらしい。
「果報は寝て待て」というので僕は一般リリースが開始されても、もう少し待ってからインストールすると思います。
すくなくとも1~2か月くらいは待ってから更新しよう、そうしよう。
それでは今回はこんな感じで終わります。
また次回で。
バイナラ。