50回目【威風堂堂の雄姿】使いこなせるのか...? PFU 『HHKB Professional 2 無刻印モデル 白 英字配列 』
次は東プレかAKEEYO、と見せかけてのFILCO。
ついに買ってしまいました、、、PFUから出ているHHKBシリーズ。
しかもしょっぱなから衝撃の無刻印モデル!
このブログも投稿記事数がついに50記事目を迎えたので、今回はこの『HHKB Professional 2 無刻印モデル 白/英字配列』を取り上げて書いていきたいと思います。
前々からずっとアマゾンのタイムセールで狙っていたキーボードです。
↓今回は例年見ない価格破壊のこの値段でした。(2021年9月26日時点)
最安値じゃん、こんなの買うに決まってる。
〇まずは静電容量無接点方式の打鍵感を
相変わらずのこの始まり方ですが、今回も打鍵感チェックから開始します。
↑僕のタイピングがへたくそなのは勘弁してください。(ホームポジションすら使っていないほぼ右手打ち)
●打鍵音聞き比べパック(変態さん向け)
▼PFU 『HHKB Professional 2』 打鍵音.m4a
▼アーキス『マエストロ2S』 打鍵音.m4a
なんかこうやって聞き比べてみるとわかるんですが、HHKBは結構カチャカチャ音が鳴る感じなんですね。
☟キーボードスライダーはこれを使ってます。
他機種であるType-Sなどのモデルだともう少し静音設計らしいのですが、僕にはまだそちらを使えるような領域に達していないので今回はこのProfessional 2で良いです。というかこの打ち心地でも十分です。
適当に慣らすようにして打ち込んでいたのですが、キーキャップ表面のサラサラ感と言いますかね、キーがすごい押しやすいです。エンターキーに滑り入るようにして押すことができます。
前回のアーキスの『マエストロ2S』の上品な触り心地も良かったのですが、こちらはまさに打ちやすさ追求型のような感じで指先が滑る触感です。キーキャップの大きさがマエストロ2Sと違うんじゃないかと疑いましたが、同じ大きさでした。キーキャップの素材だけでここまで打ちやすさが変わるものなのかと驚きましたよ。
何も印字されていない表面はすっきりとした見た目かつシンプルで、どこがどこのキーなのかよくわかりません。でも僕は「何となくの感覚」で文字を打ち込むことに成功しています。だって打ち込んでいる手元を見たところで何も書いてないですし。
それでも不思議と感覚的に文字入力作業が捗るんですよね、今のところHHKBを買ってからの文字入力はすべてこちらで行っています。
指先が滑るようにして文字入力が行えるので、普通の文字入力の作業には何も問題はありません。
そう、普通の文字入力ならね。
〇最初はファンクションキーと数字キー、記号キーの入力が大変
やはり舐めてかかると痛い目を見るものです。文字入力に関してはそこまで問題はないのですが、数字の入力と記号の入力は苦悶でしかないです。
手元を見たところで真っ白なのでわからないし、そもそもカーソル移動の矢印キーも無いし、パスワード入力画面ではまさにPC初心者よろしくあたふたしたタイピングになってしまいます。
特に使っていて思ったのが、記号などの入力荷がたまにおぼつかなくなってしまうことですね。やはりキーボード表面に印字が「ある」ことと「無い」ことでは入力時の記号などの入力の速さは結構変わってしまいます。
それにこれは僕の環境がそうなだけの話なのですが、入力時のIMEの文字変換は僕のキーボード入力の場合では「Ctrl + スペースキー」で切り替えを行っています。
これに関しては以下の画像のように、設定からの変更によりIME入力のほうは自分で設定内容を変更をすることができます。
設定の[互換性]という部分の[以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う]という箇所をONにすると、キーの設定などを変更できる「Microsoft IMEの詳細設定」というウィンドウを開けるようになります。
また、この[以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う]というのはWindows10の初期設定ではオフになっているので、特に僕のように英字のキーボード配列を多用するような人はここの変更をすると少し使いやすくなるかと思います。
赤丸印を加えた編集操作という箇所から[キー設定:]という部分の変更ボタンを押すことにより、ローマ字入力切替などのキーが自分でカスタマイズできるようになります。
●Fnキーの複合入力を使ってカーソル移動
まずHHKBの特徴は、Fnキーとの同時押し入力の操作によって「←→↑↓」など矢印キー操作の機能を使うことができます。(上の画像で言う黄色マーカーのキー)
これはほかのキーボードからHHKBシリーズに乗り換えた人は初めての経験の操作でもあるし、これからその操作の仕様に慣れていかないといけない点であるともいえます。
僕も最初はこの操作には戸惑ってしまい、矢印キーでのカーソル移動操作ができないものかと思っていたので、後でできるとわかった時はうれしさと面倒くささにテンションが上がったり下がったりしました。
そういえば言い忘れてたけど、標準のキーレイアウトでは「Capslockキーが無い」のでこれはマジでありがたい。そしてあれほど使う出番のないキーは無いと思っている今日この頃。
今まで使っていた、アーキスの『マエストロ2S』では普通に右手側に矢印キーが存在していたので、僕がこうやってブログを書く時も多用して使っていたけれど、HHKBに変えてからはその操作が若干しづらくなったので今後は慣れていかないといけないですね。
●ショートカットキー操作がやりづらくなった気がする
ブログ編集でよく文字を太字にしたり、イタリックにしたりテキストをコピーしてきたり、そのコピーを貼り付けしたりするショートカットキー操作なのですが、やはり完全にキーの位置を理解していないとやりづらいです。
特に僕はCtrl + Bのキー操作で文字を太字に変更する機能をよく使うのですが、これは必ずBキーをVキーと押し間違えてしまうんですよね。
なので、「Fキーのキーキャップにあるポッチみたいな突起を起点に考えて右に2キーがBキーの位置である」であると考えて手元で確認してショートカットキー入力操作をするようにして使っています。
たぶん、ほとんどの人がショートカットキー入力の操作時はさすがに一度は手元を見るのではないでしょうか。
僕の場合は無刻印なので入力している手元を確認しても何も書いていないので全く意味がありません。(FキーとJキーのポッチ程度は確認できる)
あと「()」の入力も結構間違えるのでこれは本当にキーの位置をちゃんと体で刷り込み作業のように覚えていく必要がありますね。僕のキーボードタッチのレベルがクソザコのが一番の原因だと思います。
●その他外観など
-USB2.0 2ポート搭載
キーが並んでいる部分の上側にはUSB2.0のハブが搭載されています。これは地味にありがたい機能で、ここにワイヤレスのマウスのUSBなどを挿しこむことができるので普段からワイヤレスマウスを使っている人にとっては結構感激ポイントなのではないでしょうか。僕はここが感激モノだと思っています。
-DIP切り替えスイッチ
USBハブの隣には「DIP切り替えスイッチ」というものが搭載されています。
このスイッチをONにするかOFFとしておくかで、キーボードの操作が結構変わります。HHKB Professional 2のモデルでは工場出荷状態だと、Windowsのロゴマークキーに該当するキーを押しても反応しません。
そのため、僕のようなWindowsユーザーの人はまずスイッチ1をONにします。
次に工場出荷状態ではBackspaceキーに該当するキーを押してもDeleteキーとしての機能になっているのでここを切り替えます。
スイッチの3をONにすることによって、Deleteキーの機能の部分をBackspaceキーの機能に切り替えることができます。文字入力を主とした使い方の人にとってはこのほうが良いと思います。
わざわざShiftキーでテキストを選択してから文字を消去していきたい人は、スイッチはそのままでも良いかと思いますが。
ちなみにこのスイッチは少し切り替えるには小さすぎるので、ピンセットなどを使って行う必要があります。
〇慣れるまでは苦行、慣れたら至高のキーボード
HHKBはもう見た目から普通のキーボードから一線を画すかのような違いがあり、高級キーボードとしてもとても有名なキーボードブランドです。
そして今回のこのProfessional 2は無刻印モデルなので、キーボードを初めて買い替えるような人が選択してはいけないモデルです。
逆にこのキーボードをおすすめできる人は、
- 本当に英字配列でのキーボード操作に使い慣れている人
- CapsLockキーの存在価値を気にしている人
- タッチタイピングが出来るのが前提、キーボードを指先の感覚で押せる人(キー位置を完全に覚えている人)
- 「キーキャップに文字印字なんていらない」と思っている人
といった感じの人でしょうか。
逆に「このキーボードでタッチタイピングを鍛えてやる」という人には悲報です。
タッチタイピングの練習には不向きです。
何故かと言えば、僕が今回の記事で何度も言っているように打ち込んでいるときに手元のキーボード表面を見たところで「何も書いていない」からです。
なのでもしキーの位置が本当にわからなくなってしまった場合は、このキーボードを使っていた場合はいわゆる「詰み状態」になってしまうのでご注意を。
あと、このキーボード気軽に人に貸すこともできませんね。自分は使えたとしても別の人に貸したりする場合に、この無刻印キーボードでなおかつ独特すぎる変態配列なので普通のキーボードを使っている人にとっては操作ができなくなるかと思います。
まぁ「ここまでデメリットがどうだこうだ」とか話してきましたが、HHKBは一度そのタイピング感を味わうとたまらないものがあると思います。
静電容量無接点方式の押したときの感覚は、メカニカルキーボードでは味わえないような感じで使っていくたびにその打鍵感に酔いしれていきます。
また打ち込んだ時の打鍵音も魅力の1つであるといえます。このキーボードでは「しっかりと押している」かのような打鍵音なので、キータイピングと同時に鳴るその打鍵音に惹かれる人も多いかと思います。
この無刻印を使っているということに関してのナルシズムを味わうこともできるかと思いますが、まさにプロ向けのキーレイアウトなので使いこなすにはそれなりのタイピングの修行のようなものが必要になってくるでしょう。
まぁそもそも本体の価格が結構するのでAmazonなどのタイムセールで安くなっているとき以外にはまず手を出さなくていいと思います。普通に2万~3万5千円クラスですからね。
というかHHKBを買うにしても普通に「刻印有りモデル」を買うことをお勧めします。
無刻印を買うなんて言う行為は本当に最初の自己満だけであり、あとになって「やっぱり刻印モデルにしておけばよかった」となってしまいますからね。
でも見た目は本当にすっきりとしていて、このキーボードを使っているのを傍から見たら「どうやって使っているんだろう」という気持ちになりますね。
本当に自分で打ち込んでいるときに手元を見ても何も書いてないところを押しているので、どうやって文字を打ち込んでいるのかよくわからないです。
本当に「エキスパートなモデル」という感じです。
僕は今後も頑張って使っていこうかと思います。
▼敢えて最後に開封の儀の時の写真を貼っていくスタイル
専用パームレストも後で買おうかな。
それでは今回はこんな感じで終わりたいと思います。
また次回で。
ばいなら。