イニシャルDはシーズン4のカプチーノ戦の手前までアニメで視聴済みです。
レーシングゲームが好きな人であれば、ゲームパッドを使ったゲームプレイよりも実際のハンドルの形をしているコントローラー、
通称「ハンドルコントローラー」を使ったゲームプレイの方が、よりリアルなドライブ感覚を楽しめると思います。
僕もいくつかレーシングゲームをプレイすることがあるのですが、ゲームパッドを使っての車の運転操作は、「慣れ」が必要になってくるというかモノにしていくには少々難しいものがあるように感じられます。
やはり、通常のゲームパッドよりもハンドルコントローラーを使ったゲームプレイのほうが、よりリアル感のあるドライブを楽しむことが出来ると思っています。
そして、ドライブシミュレーションゲームでの僕なりの醍醐味というか楽しみ方の一つというのは
「ドリフト」
です。
ドリフトというのは、道のカーブを曲がるときに一時停止してから普通に曲がっていくのではなく、わざと車体を横滑りさせて道を進んでいくという走行方法になります。
やりかたとしては色々な方法があるのですが、僕がレーシングゲームでよくやる方法としてはサイドブレーキを引いてからドリフトですね。
ドリフトについて細かく話していこうとすると、筆者のドリフト知識の無さを露呈してしまうのであまり詳しいことは言いません。
また、ゲームパッドでの操作でも慣れればドリフト走行をすることは可能です。
しかし今回は、実際の車でも搭載されているようなハンドルを使ったゲーム操作ができる「ハンドルコントローラー」を入手したので、実際にパソコンに接続してゲームプレイで使ってみるという感じの内容になります。
それでは書いていきます。
◯中華製ハンコン「レーシングホイールV3 Pro」
ということで、今回紹介していくのは中華製のハンドルコントローラー「V3Pro
」です。
ハンドルコントローラー、というと僕が最後に使ったハンドルの形状をしたコントローラーは「マリオカート Wii」の専用コントローラー「Wiiハンドル」ですかね。。。
しかし、今回紹介するのは無線接続のWiiハンドルのようなものではなく、PCデスク前にクランプを使って固定して取り付けるタイプのハンドルコントローラーとなっています。
それでは詳しく見ていきましょう。
●ハンコンのサイズやボタンなどについて
この中華ハンコン『V3 Pro (V3 II)』の外観や機能などについて説明していきます。
・ハンドル表面のボタン
まず、ハンドル表面には左部分に十字キーが搭載されていますね。ここは通常のゲームパッドと同じ十字キーと同じ操作が可能となっています。
右側には、PlayStationシリーズでお馴染みののゲームコントローラーのような「△▢✕◯」のボタンがあります。
さらにXBOXシリーズのゲームパッドは「XYAB」となっているので、ボタン付近に白い文字で印字されて対応するようになっています。
上部分には左側にはL1L2、右側にはR1R2に対応するボタンが搭載されています。
ハンドル中心にはOPTIONボタンやSETTINGボタンなどが搭載されています。
そして、ハンドルを左右に切ればゲームパッドで言うところのアナログスティック部分の左右の向きへの同じ操作が可能となっています。
ここで気づく人もいるかと思いますが、、、
このハンコンはPCなどに接続すると「レーシングホイール」としてデバイス認識されるものではなく、「XBOXゲームパッド」として認識されます。
1万円台で購入できるハンドルコントローラーだから仕方ないといえば仕方ないかな…。
他にも紹介していきます。
・ハンドルの大きさについて
ハンドルの大きさをメジャーで採寸していきます。
垂直の直径では、24.5cm
水平の直径では、26cm
水平直径の大きさが横長なのは
「ハンドルを手で握るときにつかみやすいように設計されているものである」
と言えますかね。
なお、現実の実車では大抵の車のハンドル直径は36.5cmのものが多いらしいです。
ハンコンの場合は、とくべつ現実のサイズの合わせて作られているものでない場合はたいていのハンコンが現実のハンドルよりも小さいサイズであると思います。
平均として直径26cm~28cmの商品が多いでしょう。
・右奥にはレバーが搭載されている
ハンドル右奥にはレバーが搭載されています。
このレバーは、「シフトレバー」の機能が使える部分になっています。
レバーは奥と手前に動かすことが出来て、
奥にレバーを押せばシフトアップ操作、手前にレバーを引けばシフトダウン操作
という操作をゲーム上で行うことができます。
多くのレースゲームではゲームパッド上のL1R1の操作をすると、ギアのシフトアップシフトダウン操作を行うことができ、1速→2速→3速→4速→5速へと変速操作を行うことができます。
ただ、右にシフトレバーが搭載されているというとこのハンドルコントローラーは、現実の車で言うところの左ハンドルの車に合わせて設計されたものであるといえますね。
日本車は右ハンドルですので、ここらへんはリアルさが感じにくいポイントとなってしまいます。
ただ有名レースゲームは海外のゲーム会社が作っているものが多いのでこのへんは仕方のないポイントであると言えますね。。。
・ハンドル裏にパドルシフト搭載
このハンドルコントローラーにはパドルシフトが搭載されています。
「パドルシフト」とはなんぞや?
と思う人もいるので軽く説明しますが
上の実車の写真のようにハンドル裏にはパドルシフトというものが搭載されているものがあります。
これはゲームパッドのL1ボタンのシフトダウン、R1ボタンでのシフトアップと同じ操作ができるものです。
実車に搭載されているパドルシフトでは、左側がシフトダウン操作、右側はシフトアップ操作ができるものです。
クラッチを踏んでシフトレバーを腕でガチャガチャしながらのシフト操作するよりも、指先だけで素早くシフト操作ができるのでAT車での運転慣れしている人でもパドルシフトの方が操作自体はしやすいでしょうね。
そして、このハンドルコントローラーには右奥にはシフトレバー、ハンドル裏にはパドルシフトが両方搭載されているという形をしている物となっています。
正直いうと、
「パドルシフトがあるならシフトレバーはいらないんじゃないのか」
って思いますね。
・ペダル類
ペダル部分は、アクセルとブレーキペダルのみです。
裏面には滑り止めになっており、床表面に設置して強くペダルを踏み込んで足で押してもペダル台座全体がすぐに動いていかないようになっています。
当たり前ですが、クラッチペダルは非搭載です。
このペダル台座からはケーブルが伸びており、そのケーブルの先端をハンコンの裏部分に挿してハンコン+ペダル台座をセットにしてPCとUSB接続します。
このケーブルをハンコン本体の裏に挿して接続しないとゲームプレイ時のペダル操作は出来なくなってしまいます。
・デスク前面にクランプで挟み込んで固定する
この中華ハンコンは、デスクで使用する場合ではクランプで挟み込んで固定して使用します。
筆者のデスクの場合、PCデスクにはキーボードスライダー(後付け)を普段から取り付けて使っていたのでそのキーボードスライダーにこのハンコンと固定して取り付けて使っています。
その場合、ハンコン操作をしているとキーボードスライダーが奥と手前に動いてしまうことがあるのですが、なるべくスライダーを手前に引っ張らないようにしながら操作しています。。。
それでは、僕がAmazon商品レビュー用に作成した動画を御覧ください。
・↓フォルツァホライゾン5でのハンコン操作動画
・↓アセットコルサでのハンコン操作動画
僕がこの中華ハンコンをPCへと接続して、実際に『フォルツァホライゾン5』、『アセットコルサ』をプレイしている様子を撮影したものを動画にして用意してみました。
実際にハンドルを操作している様子を見てもらえればわかると思うのですが、この中華ハンコンでのハンドルが切れる限界角度は180°までとなっています。
本格的にレーシングゲームをやりたい人はもっと有効切れ角が大きいハンコンの使用をおすすめしますが、
・とりあえずハンドルコントローラーを使ってみたい
・レーシングゲームでハンドル事ローラーを使ったゲームプレイをしてみたい
という考えの場合であれば、この中華ハンコンが初心者用で値段も安価なため入門用に良いと思います。
↑上の動画での僕のドリフト操作がどれほどのレベルなのかは、Youtubeなどでレーシングゲームのドリフト操作をやっている人の動画と見比べてくれればわかるでしょう。。。
しかし、この中華ハンコンでもそれなりのドリフト走行自体は行うことが可能です。
◯ハンコンでドリフト走行をする
レーシングゲームでのドリフト操作に関しては、慣れればどのレースゲームでも行うことができます。
↑のGIFでは、まだ未発売のゲーム『The Crew Mortorfest』のクローズドβ版でのキャプチャ映像となっていますが、このようにドリフト操作に慣れてしまえばどのゲームでも行うことができます。
↑こちらは『アセットコルサ』でのスプリンタートレノを使ったドリフトシーンのGIFです。
まさに某イニシャルDばりに秋名山MAPをドリフト走行しています。
タコメーターが5千回転くらいのときに、ブレーキを踏んで曲がりたい方向へハンドル回しつつサイドブレーキをしてからカウンターステアを当てるようにすると上のGIFのような運転操作をすることが可能になります。
↓そしてこちらがフォルツァホライゾンで今回紹介している中華ハンコンを使ってドリフトをしている、上の方で貼り付けた動画と同じ映像です。
フォルツァホライゾン5のGIFを見てもらえればわかるのですが、車が曲がる方向とハンドルを曲げている角度が逆ですよね。
この逆向きにハンドルを回す操作を、『カウンターを当てる』という運転操作になります。
これはドリフト時に、車体が斜めになって進んでいくので前輪を車体が曲がる方向の逆に切ることで車体がそのままスピンしていかないように調節する、ということになっています。(詳しくは「ドリフト カウンターステア」などで調べてみてくださ い)
ゲームパッドでもうまくやればカウンターを当てる操作をすることが出来るかもしれませんが、ハンコンを実際に使っている方が直感的にドリフト時にカウンターを当てる事ができると思います。
ゲームパッドの場合は、ドリフト時にアナログスティックを曲がっている方向と逆に当てる感じですね。
慣れれば出来ると思いますが、はじめのうちは少し難しいと思います。🚗
◯安価ながらも十分使える初心者向けハンドルコントローラー
今回紹介したハンコンは、中華製の比較的に安価なものでした。
しかし、「初めてハンドルコントローラーを使ってみる」という点で見れば、初心者の人でもレーシングゲームなどで十分リアルなドライブ体験をすることが出来るハンコンだと思います。
それにハンドル裏部分にはパドルシフトが搭載されていますので、指先だけで直感的にシフト操作をすることが出来ます。
高機能でコスパの高いハンコンだと思いますが、少し注意も必要です。
以下にこのハンコンのデメリットを書いておきます
・ハンドルの有効回転角度が左右ともに180°までしか回らない
・ペダルが強めに踏み込み続けているとギィギィと鳴り出すためペダル耐久性低
有効回転角度が180度までしか無いという点に関しては、クイックなカーブが求められるレースゲームをしている人にとっては、ゲームプレイ時に左右にうまく曲がれなくなってしまうため運転操作が難しく感じる場合がある、ということに繋がってしまいます。
ペダルに関しては、これは僕が初めてこのハンドルコントローラーを使ってゲームプレイしていて3時間後くらいに起きた現象です。
ペダルを踏んでいるとギィギィと音が鳴り出し、特にブレーキを強く踏んだときに「ギイィ」と鳴りました。
「さすが1万円の価格帯の安価なハンコンだな」
と、この異音現象が起きたときにそう思いました。。。
アクセル&ブレーキペダルの耐久性はかなり低いと思います。
これらのデメリットなども含みながらも、それでもこのハンコンはコストパフォーマンスという点では高いと言える商品だと僕は思います。
実際にレーシングゲームやドライブシミュレーションゲームなどで、リアルな運転を自分でハンドルを使って操作できると実感できるからです。
そのための、必要な機能であるシフトレバーやペダルなどといった最低限の機能が備わっているものが1万円台で購入できるという点で言えば魅力的な商品であると言えるでしょう。
それでは今回はこんな感じで終わりたい思います。
また次回で。
ばいなら。