8回目 SSDが断然いい
○SSDの何がすごいのか
SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)は、HDD(ハードディスク)にくらべデータの読み書き速度が段違いに速いです。他の外部記憶装置であるUSBメモリやHDD、SDカードなどを使ってPCからスマホへデータを移したいときに、それらを使ってファイル転送するスピードがSSDでは2倍以上に速くなります。
また最近のSSDはUSB type-cに対応した製品が多く、PCやスマートフォン、タブレット端末すべてがUSB type-cである環境であればSSDを使ったファイル転送がとても最適です。
クラウドストレージサービスやHDD、SDカード、USBメモリといった外部記憶装置がありますが、やはりデータの転送速度で言えばSSDがダントツで速いと思います。
○使ってみるとわかるその速さ
僕は動画制作や画像編集などのための必要な素材はスマートフォンで撮影した写真を使うのですが、動画データなどもPC側へファイル転送して動画編集をしています。データ移動はいままでSDカードや1TBのHDD側でそういったデータを保存・移動していたのですが、SSDを導入してみたところデバイス間のファイル移動が本当に速かったです。
実際にSSDがHDDなどのファイル転送速度の約40倍速いというデータが、大手PC販売専門のドスパラのサイトでも紹介されています。
また、PlayStation 3、PlayStation 4などの家庭用ゲーム機がありますが、SSDを外付けストレージとしてゲームデータを保存しデータ読み込みをおこなうと、通常のゲームプレイよりもゲームのロード時間がかなり短縮され快適なゲームプレイができます。
こちらも下記サイトではゲーム別にロード時間の計測がされているので比較しやすいと思います。
また、SSDはデータ保護の堅牢性を高めるために専用のアプリでメーカー側でパスワード設定できるようにしている製品もあります。そういった製品ではPCなどに直接接続した場合メーカーのパスワード設定アプリケーションのインストールを促されるので、セキュリティ向上のためにパスワード設定する機能が備わっています。
そういったパスワード設定できる製品も最近は増えてきているので、SSDを初めて購入したい場合では検討したい点でもあるかもしれません。
○SSDの唯一の欠点
SSDは何と言っても購入する際の値段、費用が高いです。例えば内容量1テラバイト~2テラバイト以上のSSDでは、商品によっては5万円ほどします。
だからといってもっと容量少なくていい、といっても1万円弱~6千円ほどします。そして容量が少ないSSDはたとえ買ったとしてもほぼ無意味と言っても過言ではありません。
たとえばPlayStation 4などに接続して使いたい、という場合でも最低内容量が250GB以上確保できるものでないとPS4側が拡張ストレージとして認識しないのです。容量が少ないとせっかくSSDを買っても宝の持ち腐れになります。
また250GB程度では動画ファイルや音声ファイルなどを入れていくだけで空き容量がすぐに埋まっていってしまいます。やはりこう考えると容量が最低でも500GBくらいは欲しいです。しかし500GBクラスでは7千円近くする値段の製品が多いので、ここがSSDが背負う購入時コストの悩みなのです。
SSDは費用とストレージ容量を天秤にかけて、購入するか否かの決定を下すべきでしょう。