88回目 USBメモリースティック?いいえ、ポケットサイズのSSDです。『BUFFALO Stick SSD PUT-500U3』
最近PCが不調なので、ゲーミングデスクトップパソコンへ買い替えようかと検討しています。
GW連休明けには「例の病」がはびこる季節である5月になりましたね。
↓いつものことながら、カレンダー壁紙を作りました。
↓このサイトで壁紙を作りました
ちなみにこのカレンダー壁紙の写真の花は、普通の「スズラン」ではなく「スノーフレーク」(鈴蘭水仙)という花でして、花の開花時期は3~5月だそうです。
この写真を撮ったのは、僕の散歩コースの川べりに近いところで木陰の隅にチョコンと咲いていました。
片方萎れてる。。。(左)
それではブログの本編を書いていきます。
〇BUFFALO USBメモリサイズののSSD
今回紹介するのは、メモリースティック型のまるでUSBメモリのようなサイズ感のSSDです。
↓Amazonの販売ページはこちらです。
バッファロー SSD 外付け 500GB 超小型 コンパクト ポータブル PS5/PS4対応(メーカー動作確認済) USB3.2Gen1 ブラック SSD-PUT500U3-B/N
このSSDはバッファロー製であり、表面にはちゃんと「SOLID STATE DRIVE」という名前が記載されています。
SSD 【Solid State Drive】 ソリッドステートドライブ
SSDとは、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置。ハードディスクドライブ(HDD)などと同じストレージ(外部記憶装置)としてコンピュータに接続し、プログラムやデータの永続的な保存に用いる。
↓このように、側面にある赤い部分を指でスライドさせてあげると、USB端子の先がにょきにょきと出てきます。
SSDといえばよく高速データ転送をさせるために、USB Type Cなどといったユニバーサルな形の端子が採用されると思いますが、この製品ではUSB Type A 3.2(Gen1)が採用されているようです。
SSD-PUT500U3-B/N : 外付けSSD | バッファロー より
これはおそらく、普通のUSBメモリのような形に似せる意味もあるでしょうし、USB Type C端子だった場合では、テレビやハードディスクレコーダーといったデバイスでは接続端子が無い場合もあるため、今回は普通のUSB Type A端子が採用されたのだと思います。
それではそのサイズについて実際に測っていきたいと思います。
●サイズ計測
あらかじめ、このSSDの商品サイズ詳細情報にある商品サイズのほうを貼っておきます。
本体寸法(幅×高さ×奥行) | 23×11×68.2mm ※突起物含まず |
---|
SSD-PUT500U3-B/N : 外付けSSD | バッファロー
それでは、実際にサイズを測っていきたいと思います。
奥行68.6㎜ × 幅23㎜ × 高さ11㎜
奥行に関しては68.6mmという計測数値が出ましたが、これは僕がこのSSDのストラップ部分をまとめて測ってしまっているため、製品詳細情報のサイズの数値よりも計測結果の数値が0.4mm増えたということになっています。
↓そして、重さについて。
重さは19gとなっています。
しかしながら、バッファローの製品情報のサイズでは
本体質量 | 約17g |
---|
となっています。
2gは誤差でしょうか?
いいえ、これには理由があります。
このSSD自体はAmazonで購入したのですが、先にこの商品を購入した人のレビューに↓以下のような記載がされていました。
↑こちらのレビューコメントの内容は読んでいくと長ったらしいので、要約しますと
- ヒートシンク装着前には通常接続時でも50度の熱を保っている状態
- 実際にデータの読み込み・書き込みを行うと60~80度の高温状態になる
- ヒートシンクをSSD本体裏側に貼り付けると冷却効果あり
- 30分間の読み書きでの使用時、30度~40度台まで温度低下した
という感じです。
つまり、この商品は初期状態から普通に使っていたらアツアツなどころか、その熱で本体の読み書き性能を下げてしまうような状態であるといえます。
このSSDの使用前には、ひと手間加えないといけないのか。。。。
と、「めんどくさいなぁ」と思いながらも僕は家から4キロメートルくらい離れているPCショップへ足を運び小さめのヒートシンクを購入した次第です。
ヒートシンクなんて自作PCをする人やSSDや電子工作とかでいじる人でないと、あまりお世話になる機会も触ることもないのでしょうが、要するに放熱器です。
ヒートシンク
ヒートシンクとは、金属の高い熱伝導性を利用して放熱、排熱を行う部品のことである。CPUクーラーとして用いられることが多い。
というわけなので、さっそくSSDの裏側に貼り付けていこうかと思います。
●ヒートシンクを貼り付ける
ばら撒かれたヒートシンクですが、4つの小さなヒートシンクと熱伝導シートがパッケージされて袋に入っていました入っています。
ヒートシンクの大きさに合わせて熱伝導シートをはさみで切り、熱伝導シートから透明な剥離紙を剥がして両面テープのような熱伝導シート付ヒートシンクをSSD裏側に貼り付けます。
しかし、Amazonのレビューコメントでもあったように、このSSDの裏側にはSSDのモデルの型番詳細表示などのシールが貼り付けられています。
ここにヒートシンクを貼りつけてしまうと今後はこの型番シールを拝むことは無くなるので、こちらは事前にスマホの写真に撮っておいて商品型番情報をバックアップをしておきます。
上のように貼り付けてしまうと、もはや型番シールには何が書かれているかを見ることができなくなってしまいます。
僕が購入したヒートシンク『HM-19A』の3つをSSD裏面に貼り付けました。
残る1つは何かしらに使うかもしれません。(あとでRaspberry Piでも買ったときに貼り付けようかな)
ってなわけで、裏面にヒートシンクを無事に貼り付けたので実際に使用していきたいと思います。
〇実際に接続していく
というわけで、データ転送テストや読み込み書き込みの速度テストをしていきたいと思います。
データの読み書きテストする際に使うソフトは「Crystal DiskMark 8.0.4 Shizuku Editon x64」を使用していきたいと思います。
ちなみにテスト最大サイズの32GBでテストを実行していきます。
ちなみにどうでも良いですが、すでにSSDには72%分のデータを突っ込んでいる状態です。(主にPCゲームの録画などの動画データファイルです)
本当はストレージのデータ使用量未使用でテスト計測を実行したほうが良いのですけどね。
それではテストスタート。
↓
↓
↓
↓
↓
結果
読み込み143.99MB/sの書き込み373.08MB/sという結果が出ました。
書き込みテストの結果数値が読み込み速度結果数値の約2.6倍なのは何なのか(笑)
今度は素直に1GBでテストしていくよ。
ちなみにAmazonのこのSSDのレビューコメントでも、いろんな人がベンチマークテストを実行しているのですが大体の数値は以下のような感じです。
といったように速度テストしてみると、大体400~480MB/sの読み込み速度の数値が出ていればいいのかと思います。
↓BUFFALOのこのSSDの公式ページには、以下画像のようにあります。
このSSDの読み込み速度の数値結果について公式の商品紹介ページでは、読み込み速度が430MB/sということで記載されています。
上の画像のように、BUFFALOでも何かしらのソフトウェアを使用してベンチマークソフトでのシーケンシャルアクセスにおける読み込み速度の測定を行ったらしいです。
シーケンシャルアクセス 【sequential access】 リニアアクセス / linear access
シーケンシャルリード / シーケンシャルライト
シーケンシャルアクセスとは、複数のデータや記憶領域にアクセスする際に、それらが並んだ順番に連続して読み込みや書き込みを行うこと。
シーケンシャルとは
「試験(シーケン)するから出席番号順に並んで!」
という感じでデータが並んだ順番に連続で行うことデータアクセス方法です。
駄洒落乙。
盛大にスベったところで、『ATTO Disk Benchmark』というソフトでも速度計測テストを実行していきたいと思います。
こっちのほうだと各テストサイズのブロックごとに細かく速度計測ができるんですよ。
ではやっていく。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
結果
↑この黄色マーカーをつけているブロックサイズのテスト結果の速度が一番速いという結果になりました。
それでは一応もうひとつだけ、最後にいつもどおりのアレをやっておきます。
fsutil file createNew testfile 107374182400
↑これをコマンドラインに打ち込むことで100GBのファイルが一瞬で作れます。
▼もうこの話は過去の外付けストレージの紹介記事で毎回やってますね。
まぁ今回も実際にファイルコピーしていきたいと思います。
とまぁ、SSDという名に恥じないがごとく、100GBのの仮想ファイルは5分足らずでデータ転送が完了しました。
そしてこの転送テストをした際に使用した100GBの仮想ファイルは、データ転送先のSSD内から無事削除しておきます。
〇「スティック型のSSD」という他に類を見ないSSD
USBメモリと同じくらいの大きさの割には、SSDという形の外部記憶装置でありコンパクトサイズなのでPCのデータ移動以外にも、PS4などのゲーム機に挿しこむことによりゲームデータのローディング短縮や、テレビに接続して番組録画のために使うといったこともできると思います。
また、今回のBAFFLOのスティック型SSD以外にも、他メーカーでは「エレコム」の外付けのSSDが販売されています。
エレコム 外付け ポータブルSSD 1TB USB3.2(Gen1) PS4(メーカー動作確認済) スライド式 直挿し シルバー ESD-EMN1000GSV
まぁ確かにこのスティック型SSDのように、接続端子部分がスライド式で出てくるタイプなら、デバイスと接続する際には別にUSBケーブルを用意する必要が無いので良いかもしれませんね。
もちろん、スティック型SSDのUSB端子がぶっ壊れた場合は、そのSSDに残されたデータは二度と確認することができなくなってしまうデメリットもあるかもしれませんが。
それにやっぱり使用時の発熱による高温でデータ転送時の速度低下が起きるというのはいささか問題かと。
僕はAmazonのレビューコメントを見て、ミニサイズのヒートシンクを購入したのでさほどデータ転送時の高温問題は今現在は起きていないと思うのですが。。。
あくまでもUSBメモリースティックとして使えるSSD(転送速度が普通のUSBメモリより超速い版)みたいな感じで使っていくのが正解かもしれませんね。
そういえば、むかし僕の知り合いがPCで動画編集するって言うので、その動画データを持ち運びするのを普通のUSBメモリ(おそらく64GB)のもので持ち運びしていたのを思い出しました。(唐突な過去話語り)
きっと彼のような人は、このスティック型SSDを買ったとしてもヒートシンクを本体裏側につけるっていう発想は無いだろうなぁ。。。
おそらくこの商品は、そういった「USBメモリしか外付けストレージを知らない」人向けというか、USBメモリ大好きマンみたいな人がこういった商品を見たら感動・嗚咽するのでしょうね。
それでは今回はこんな感じで終わります。
また次回で。
バイナラ。