パソコンのパの字も知らない

パソコンの基礎の基本的なことを言うだけのプログ

12回目 情報落差と「検索」での是非

「とりあえずググる」、「ググればわかる」、「ggrks」

 

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デジタルネイティブな世代スマートフォンやパソコン操作は朝飯前でしょう。

 

反対に団塊世代の方々は、スマートフォンや機械の使い方がちょっとわかっていない方や苦手だという人も多いと思われます。

僕もどちらかというと前者の世代の人間なのですが、同世代で僕の知り合いであるA君の家族間の会話シーンでは、以下のような場面があるらしいです。

 

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~A君の家族間の会話シーン~

 

喫煙中のA君の父親「おい、Aよ。Amazonで『ブルーム・テック』とやら買ってくれないか」

A君「は?Amazonじゃなくても買えるだろ、というかAmazonで自分で買えよ」

A君父「スマートフォンとか通販アプリとかよくわからないんだ、お前のほうが得意だろ」

A君「嫌だよ、なんでそんなことしなくちゃいけないの?自分の物は自分で買ってくれ」

A君父「Amazonって通販だろ、ということは住所とか打ち込まないといけないじゃん。同じ家なんだからお前のAmazonの(アカウント)で買ってくれ」

A君「いや、だからなんであんたが自分で買わないんだ。iPhoneあるんだから自分で買えや」

A君父「だからお前がやってくれたほうが早いだろ、1万円やるからさっさと買ってくれ」

A君「いらんわ。自分で買えるだろ、自分で探して買え。」

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という会話が頻繁に起こるらしいのです。

 

この会話の状況では、A君の父親は自分がはiPhoneをもっているのにも関わらず自分で買わずにA君に通販を頼もうとしているのです。

A君は自分が召使いかのように父親に”使われる”ことにも嫌気がさしているでしょうが、自分でiPhoneを使わずに頼んでくる父親に対して「めんどうくさい」という感情があるのだと思います。

この場合は、A君の父は自分で買えばいいのだと思いますが、A君もめんどうなら一回でも父親にAmazonの通販の仕方を教えてあげるといいかもしれませんね。

 

 

デジタルディバイドによって起こる情報端末活用能力の差

 A君のような若い世代の方々はいわゆるデジタル機器に早い年齢から触っていて、スマートフォンやパソコンというものには使い慣れているでしょう。

そういう人たちはたいてい検索ツールにも使い慣れているのです。検索の方法もgoogle検索サービスなどで「Amazon ブルーム・テック 低価格」というキーワード検索が簡単にできるでしょう。

しかしA君父はまずSafariのアプリを開いて、Yahoo!検索ページを開いて、Amazonのページを開いてそこから検索する、という手順を踏んでいくのでしょう。

そもそもSafariアプリがインターネット検索できるものである、と理解しているかどうかも怪しいですが。

つまり、自分の手にしている情報端末を、「インターネットにつながる、他にも複数の機能が付いている端末」と考えているのか、「ただの携帯電話」として考えているのかで、スマートフォンなどの情報端末を活用できる能力の差というものが生まれてしまうのです。

 A君は父親に対し「なぜ検索すらできないのか」と思い、A君の父親は「どうやったら『通販で商品を買う』ができるのか」と考えてしまうのです。

これは、情報端末(スマートフォンなど)を使う目的が世代によって違うからでしょう。

 

○検索することによる弊害

ある情報を検索することは何も悪くないのですが、インターネットに点在する情報を何もかも鵜呑みにしてそのまま知識に取り込むのは良くないです。

 

特にSNSなどでは、裏がとれないようなうわさ話や与太話が1日に何百と飛び交っています。公式アカウントが発信する情報は誰かの嘘や欺瞞に汚染され、ちゃん篩いにかけられた情報というのは果たして元の発信者が目的とする対象者へときちんと届くのでしょうか。

 

Webページで検索する場合でも、検索したところできちんとその目的の情報にたどり着くことができるのでしょうか。例えばGoogleなどの検索アルゴリズムではアクセス数が高いWebページ記事が優先されて1ページ目に表示されます。

それはアクセス数を稼ぐために、元の情報を誰かに聞いた話を盛り合わせ、脚色し誇大するように別の記事として作り変えてしまう別の誰かがいるからです。そういった記事ほど人気が集まり、人は取りあげて話題にしてSNSなどに発信・共有してしまうのでしょう。

実際は検索したときにあなたが目的とする「きちんとした確かな情報」Google検索結果ページの25ページ目あたりに表示されている記事に記されているのかもしれません。

 

また何か資料の検索としてWeb検索した場合でも、検索結果の1ページ目あたりの記事を参考にしてその記事に書かれたことを読み、物事を理解したという人も世の中にはいます。

そういった人の頭の中では、その記事の内容は嘘の内容なのかもしれない、というのに検索結果1ページ目=みんなが見ている記事という事実だけで信用に値しているのかもしれません。

 

それはどうなのでしょうか。

 

 

Web検索して正しい情報が1ページ目に表示されるということはインターネットにおいて社会的に認知されている情報を除き、ほとんどの場合ありえないでしょう。

 

「検索」をして本当に求めている情報が1発でわかるということは、誰もがインターネットを使えるようになった今の時代では難しいことなのかもしれません。

 

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2ちゃんねる設立者 ひろゆき氏の至言

 

○「検索」はあくまでもツールのひとつ

 

かつて検索エンジン発足期の「Gopher」という検索エンジンは、大学内のファイル閲覧を目的としてインターネットに接続しているパソコンのデータを検索していく、というものでした。

 

いまではGoogleYahoo!検索といったサービスが「検索」のサービスを提供し、誰もが使っています。

 

そのサービスを使い、誰もが使うインターネットで検索し、あちらこちらに落ちている情報をそのまま自分の知識として飲み込んでしまってもいいのでしょうか。

 

インターネットは人と人の知識や情報の共有の場、話し合いの場としてのツールであり、それら情報をもとにWeb上の記事が作られ発進されます。

インターネットに置いてある情報は決して、知識の貯蔵ではありません。知識を求めるなら近所の図書館に行って本を読み、正しい情報を取り入れたほうが良いのです。

 

現にGoogleアシスタントもユーザーが求める情報で「○○とはなに?」と聞いても、「こんな記事が見つかりました」と求める情報に近い内容のWeb上の記事を持ってくるだけではないですか。

 

検索をしたところでそれに対応するほどの正しい情報、とはインターネットの奥底に沈んでいて簡単には引っ張ってはこれないのです。

 

そのため検索は、自分の求める検索結果の情報へほんの少しだけ近づくためのひとつのツールでしかありません。

 

○IT化時代の情報サバイバル

 

インターネットでは何が嘘で何が正しい情報なのか、なんてどんなに裏をたどっても確たる証拠や根拠はほとんどみつかりません。

コンピューターリテラシーを育んでいくことも大切なのですが、デジタルディバイドが起きている昨今の日本ではIT化も日進月歩です。「正しい情報の検索」うんぬんよりも情報端末をうまく活用できているのか、という点にまず重きを置くべきなのかと思います。

 

昨今話題のAIがすべきなのはまずWebページ上で混在する「正しい情報」と「正しくない情報」の仕分け淘汰作業だと僕は思います。

フィルタリングよりももっと精密に、みなが正しい情報を受られる機能のシステムづくりが重要です。

そしてIT化時代を担うデジタルネイティブの人間は、嘘が横行するインターネットの中から正しいと思える情報を如何に汲み取り、情報弱者へ向けて正しい情報として発信していけるかのスキルを身に着けていくべきでしょう。

 

価値ある情報は気づかぬうちに姿を変えてしまうでしょう。

必要なのは如何に素早く情報を受け取り、正しい知識として身に着け、うまく活用できるかどうかです。

それらが今後IT時代の生き方として必要になっていく能力です。