94回目 Googleアナリティクスの流入アクセスが「新規ユーザーでダイレクト」のときの正体は「iPhoneのSafari流入」
↓先日、中古ゲーム屋でサイレントヒル1,2,3を買いました。
暑苦しい夏休みは静丘観光に行ってきます、アディオス!
Googleアナリティクスを使用している人であれば経験したことがあるかと思うのですが、
今回は、僕のこのブログのアクセスを確認しているときに起こった「ある状態」について書いていきたいと思います。
ブログのアクセスをGoogleアナリティクスを使って、アクセス数分析をしていたときでした。
「僕のブログにアクセスしてくれる人たちはどういったサイトを経由してアクセスしてきてくれるんだろう?」
そう思って、Googleアナリティクスでアクセス経路(参照元)を詳しく確認していると。。。
ダイレクト(直接流入)の数が多くね???
↑画像で見てもわかると思うのですが、新規ユーザーのアクセス経路の数をみると、明らかに「ダイレクト」の数が多いです。
しかも、Organic Search(検索エンジンからの流入)の数よりも多いという。。。
コレは一体、どういったことなのでしょうか。
~そもそも、「ダイレクト」の流入とは?~
ダイレクト流入というのは、
「別のサイトや検索エンジン、またはソーシャルメディアのリンクをクリックすることなくサイトへアクセスしてきた訪問者」の事を言います。
簡単に言えば、リンクバーに直接URLリンクを打ち込んでサイトへアクセスした場合、「他のサイトを介することなく直接サイトへアクセスしている」ことになるため、『ダイレクト流入』として集計されます。
こういったアクセス方法がGoogleアナリティクス上では、ダイレクトとして数えられるわけです。
他にも、ブログページをブラウザのブックマークに登録していて、登録ページへ直接ジャンプしてきた場合もダイレクト流入として集計されます。(ブラウザの「お気に入り」からのアクセスのこと)
でも、「初めてブログページを見てくれる人が「直接」アクセスしてくる」なんておかしくないか??
この記事をいま初めて読んでくれている貴方は、「リンクバーに直接URLリンクを打ち込んでこのページにアクセス」しましたか?
絶対にそんな非効率すぎる方法でアクセスしてきたわけではないと思います。
ということは、このGoogleアナリティクスにおいての新規ユーザーの「ダイレクト」アクセスと言うのは何かしらのバグか誤集計が起きていると推察することができます。
僕はそう思い、この状態について詳しく調べてみることにしました。
○新規ユーザーによるダイレクトの流入の正体はSafari流入
そこのiPhoneでSafariブラウザを使用してこのブログにアクセスしてきている貴方!
貴方のような人のアクセスのせいで、僕のGoogleアナリティクスの画面では「ダイレクト」の流入数が増えているわけなんですよ。
iOSでSafariを使用している貴方のせいで、Googleアナリティクスの画面では
「Organic Search」 < 「Direct」という流入データ数値
になってしまっているんですよ!
検索エンジンよりも直接流入の数が多い、なんて普通に考えたら異常な状態ですよ。
それではそのことについて説明していきたいと思います。
●GoogleアナリティクスではSafariブラウザが参照メディアに表示されない
Googleアナリティクスでは、林檎厨御用達のiPhoneやMac系PCの標準ブラウザである「Safari」がアクセス参照元として表示されないのです。
↑の画像2枚を照らし合わせるようにして見ればわかってくるのですが、
- Directでアクセスしてくるユーザーの使用しているブラウザは『Safari』ブラウザである
- 本ブログへアクセスしてくる新規ユーザーはオペレーティングシステムは「iOS」によるものが多い
たとえ、iPhoneやMac系PCを使用しているとはいえ、「使っているブラウザはGoogle Chromeのソフト・アプリである」という人も多いかと思われます。
しかし、基本的にはiPhoneの標準ブラウザであるSafariのブラウザを使用している人のほうが多いでしょう。
つまり、
「Directでアクセスしてきている人の使用デバイスのOSは『iOS』が多い」
=
「Directでアクセスしてきている人が使用しているブラウザはSafariである」
⇩
『オペレーティングシステムがiOSのデバイスでは標準ブラウザが『Safari』である』
ということになるので、
DirectアクセスはSafariブラウザからのアクセスである、ということがわかるんですよね。
○なぜSafariブラウザが「参照元」として表示されないのか
これは、Googleアナリティクス側の問題というか仕様によるものなのかもしれないのですが、
iPhoneやMacBook、iMacの標準ブラウザであるSafariに関しては、
Googleアナリティクス側では通常のOrganic Searchのように検索エンジンとして集計されないということになるんですよね。
なんでだよ、
と思うかもしれませんが、これにはiOS側のシステム上の問題でもあるんですよね。
iPhoneやMac OSのApple製品のデバイスのSafariブラウザの機能には
ITP(Intelligent Tracking Prevention)
という機能がOSのアップデートで備わっていったようです(僕はApple製品を使ったことがないのでよくわかりませんが)
最近のiPhoneのCMだと↓の動画みたいに「プライバシーについて」みたいな内容のものがありますよね。
Apple側が、iPhoneユーザーのプライバシー情報をGoogleアナリティクスなどのサービスに対して『トラッキング情報を開示しない』という施策を取っているということなんですよね。
↓SafariにおけるCookieなどの閲覧履歴情報の保護の設定について
つまり、
「Googleアナリティクスでブログへアクセスしてくれたユーザー情報を知りたい」
と思っても、Appleデバイスの場合はSafariのプライバシー機能でiPhoneからのアクセスにおける参照元の情報というのは前述の「TIP機能で保護されている」ということになるのです。
iPhoneのアクセス情報保護されている ⇨ Googleアナリティクスのユーザートラッキング機能が使えなくなる
という意味になります。
こういった、Appleが提供する機能によってDirectアクセスが増えてしまっているということになるんですよね。
○「Directアクセス=iPhoneによるもの」って考えればOK?
最近の僕のブログは、『或る3記事くらいが新規ユーザーからのアクセスが多い』という状態が続いています。
ブログを書いている僕としては、僕の書いた駄文かつ稚拙な文章の記事に目を通してくれるだけでも結構嬉しいのですが、
いざ、
「Googleアナリティクスで実際にどういった記事が人気なのか」、
「どういったユーザーが記事へアクセスしてくれているのか」
といったことをアクセス分析してみようかとすると、「新規ユーザーでDirectアクセスが多い」というデータ情報に困惑してしまうわけで。
こんなデータ情報に遭遇してしまったら、大半の人は「Directアクセスが多い」という点から、
「自分のブログの記事は色んな人にブックマークされている可能性が高い」
「誰かがSNSなどで自分のブログ記事の被リンクを貼ってくれたんじゃないか?」
と思ってしまう可能性大です・
例えば例を挙げると、僕のブログのGoogle Search Consoleにおいてのレポート情報は↓以下のような状態です。
工工エエェェ∑(゚◇゚ノ)ノェェエエ工工
と、普通のブログ運営状態からしたら、異常なアクセス状態となっています。(大半のブログでは、通常「オーガニック検索」での流入やSNSを介した流入のデータが大きくなる)
こんなデータ数値を見たら、「どんだけお気に入り登録してくれているんだ」という間違ったデータ解釈をしてしまいそうですよね。
このダイレクト流入のおよそ9割近くはSafariブラウザで、通常のオーガニック検索(Google、Yahoo検索)をしてサイトを訪問してくれている人という意味合いになります。
そして、このSafariによるアクセスをしてきた人はGoogleアナリティクス上では、多数の「Direct/none」というデータとして集計されているということになるのです。
しかしまぁ、結局のところ、このアクセスというのは「Safariブラウザを使ったiPhoneユーザーからのオーガニック検索を通してのアクセス」である、ということなのでそこまで過敏に反応や対策をしなくても良いのかな、なんて思っています。
「iPhoneからブログへアクセスをしてくれている」可能性が高い、
ということになりますからね。
ちなみに、Safariブラウザからのアクセスしてきてくれている人たちはどんな記事に注目しているのかな?
↓
↓
↓
あ、なるほどねぇ。
iOSやMacを使っている人たちはこんなページを見てるんだなぁ。。。
ブログを書いている僕のPCのOSはWindowsなので、基本的にはWindowsユーザ向けの内容しか書いていないはずなんですけどもね。
上位4つくらいの記事は、記事内容にも「Mac」というキーワードを使っているからか、それなりにアクセスも多いですね。
↓とりあえずその上位4つの記事を貼っておきますね。
まぁ今回は珍しく、ブログ関係の内容を記事にしてみました。
こういった記事が需要あるのかわからないですけど、また記事ネタにできそうな事があったりしたら似たような内容の記事を書くかと思います
それでは今回はこんな感じで終わります。
また次回で。
ばいなら。