29回目 「デスクツアー」とかでPCデスク晒すのが気持ち悪すぎる
新たな観光ツアーかな?
よくガジェット系ブログやYoutuberの人が惜しみなく自分の作業デスクを公開する系の動画や記事ってありますよね。
しかも「デスクツアー」という謎の観光ツアーみたいな名前で。
アレ、虫唾が走ります。
うわー、そういうのやっちゃうんだ...って完全にドン引きレベルです。
どこに需要があるのかわかりません。
「PC作業デスク紹介」くらいで良いのに「デスクツアー」とかいう謎の架空のツアーみたいな名前で、正直言ってカタカナ使いたがりなのかな?と思ってしまいます。
自分の持っているガジェットやらを自慢げに紹介してたりしてますが、逆に嬉々として紹介する口調やその姿が自己満足の悦に浸っているだけにしか見えません。
寒気というか悪寒すらします。
たぶん、ブログでもYoutubeでもアレをやると一定数のアクセス数や再生数を稼げるのでしょうが、
ドヤ顔で自慢口調にPC周りの機器を1つ1つ紹介されるくらいよりも、PCスペックの特徴や周辺機器の性能などを一覧性も高い箇条書きしてくれた方が良いです。
しかしながらデスクツアー()が好きな人もいるかもしれないので、今回は僕なりの悪寒が走るポイントについて書いていくだけにしておきます。
これに関しては僕個人の感じ方の問題なので、デスクツアー動画やら記事が好きな人には共感できないことが多いかもしれません。
各項目には最高☆5の虫唾レベルを書いていきますので、僕がどれだけデスクツアーの記事に悪寒が走るのかを具合を参考程度に記しときます。
〇絶対にこんな配置で綺麗に作業デスクを使っているわけがない
虫唾レベル ☆☆☆☆ 星4
☞ まず最初にこういったのを見て思うのは、絶対に普段はこんなに作業場が綺麗なはずがないということです。
まず長時間の作業するときにはたいてい、飲み物とかをPCデスクの脇の方に置いたり食べ物とかを置いたり、あるいは本や冊子類、書類を置くのでなんだかんだ散らかります。
その都度片づけたりすればいいのかもしれませんが、たいていの人は机の上に必ず何かを置いて何もない空白の空間をモノで埋めようとするので綺麗な状態が維持されていることはほとんどないと言っていいでしょう。
そして、こういったデスクツアー用にデスク周辺を紹介するときのために一時的にきれいにして写真を撮り、あたかも普段から「こんなにも綺麗な作業場でPC作業をしています」感を醸し出しているのでしょう。
それにケーブルやコンセント類をなるべく「見せない収納」と謳ってデスクの天板の奥や後ろ側に隠す人もいるかもしれませんが、絶対にスマホなどの充電ケーブルなどがあふれて増殖していくと思います。
そして一番言いたいこと、デスクに置いてあるタブレット端末で作業することなんて絶対にない。
パソコン点けてタブレットも起動して、脇に置いてあるノートPCでも作業?
たいてい2画面や外部モニターを使ってるんだから、パソコンだけを起動させるだけでいいじゃん。
〇やたら「生産性向上」や「生産効率向上」を誇張する
虫唾レベル ☆☆☆ 星3
☞ 「生産性UP」、「生産効率が~」なんてことを言いながらPC機器を紹介している人が多いです。
こういった人たちは、動画編集やブログ編集などで如何に大きなモニター画面や2画面モニター、3画面モニターであれば「作業が行いやすいかどうか」だけを言っているだけです。
たとえば、小さなノートPC画面よりもデスクトップPCで4Kモニターや多機能のマウスなんかを使ったほうが動画編集しやすいとか、
リクライニングチェアや昇降デスクを使ったほうが作業をする姿勢的にラクであるとかなんだとかを言っているだけです。
これは違うと思います。
生産性とは「自分がやりたいことが何の邪魔もなく完遂できるか」に尽きます。
たとえば「朝に毎日散歩へ行く」という目的に対して、もしも雨が降っている日はレインウェアもレインシューズも手元に無いので外に行けない、という環境では「雨の日は散歩に行けない」ので、「散歩に行く」という目的の生産性は低いと言えます。
これをPCデスクで考えてみましょう、
「PCで動画の編集作業をしたい」という目的での生産性を考えます。
基本的にはマウスとキーボード、PCモニターそしてデスクトップPCや高性能ノートPC、オーディオ機器などがしっかりとあればそれほど困ることはないと思います。
そしてこういった環境下で目的の動画編集をして無事に完了すればいいのです。
それが「生産性が高い」行動になります。
もしこういったPCデスク環境下に追加でiPadやスマホ、ノートPCを置いて作業した場合は以下のようになります。
「ノートパソコンで別の画像編集の作業と並行しながらメインのPC画面では目的の動画編集をしよう。
あるいはiPadやスマホでYoutubeで作業用BGMでも流しながら作業をしよう」
と、考えて動画編集をするとどうなってしまうでしょうか。
絶対に本来の目的である「動画編集作業の完了」は遅くなるでしょう。
しかも、画像編集やスマホやiPadでのYoutube再生という別の動作も混じっているので、やることが増えて余計に本来の作業は遅れることになるでしょう。
「やりたいことがすぐ実行できて、かつ作業に何の邪魔も入らずに作業を完了できる空間」
これが、作業デスクにおける「生産性向上」「生産効率UP」なのです。
決してPC周辺機器が性能が高くて使いやすいからと言って生産性があがるわけではありません。
つまり、シンプルに必要な機器がそろっているだけで生産性は向上します。
なんならノートPC1つだけをデスクに置いたほうが生産性は向上すると言えるでしょう。
〇使用者本人が写真や動画に写ってる「いつもの作業風景」
虫唾レベル ☆☆☆☆☆ 星5
☞ 誰がとは言いませんが、たいていこういったデスクツアーだかの動画や記事には動画投稿者やブログ筆者が惜しみもなく自分の顔を晒しています。
「こんな感じで使ってます」風にいつもの作業風景と題して、作業している横顔や姿をカメラに写して紹介したりしていますね。
写りたがり屋なんですか?見たくありませんよ。
無駄に洒落こいた恰好やしぐさをするんですよね、こういうの。
寒気がするのでカメラ内に入らないでください。
たいてい格好つけたシーンを晒してきます。
僕は絶対にこういう人達みたいにネット上には顔を晒したくありません。
〇無駄にモニター数が多い
虫唾レベル ☆☆☆☆ 星4
☞こういった画像を見て、どう思いますか?
すっげぇ作業しづらそう....
一見これ、マルチモニターで作業している方が「一度にいろいろやっている感」を出せるので作業デスクとしては外観的にも「仕事できる感」を醸し出せると思うのですが、
はっきり言って、2画面以上で行う作業は「無意味」です。
かくいう僕も少し前から3画面でのマルチモニターを使っていますが、
正直言うとなんか無駄が増えた感じがします。
人間、「空白の画面には何かしらソフトを起動させて、画面を埋めておきたい」という感情が少なからずあると思います。
僕もその一種ですから。
3画面もあると、1つは「動画再生用」、1つは「何かしら作業用」、1つはネットなどの「参照するものを開いておく」、みたいな感じの使い方をするかと思います。
これ、効率的に見えて実は非効率です。
作業を行う場合は1つの画面に集中してやればいいものを、2画面以上あるともう1つの画面の作業に集中してしまうのです。
いわゆるマルチタスキングの状態になり、2つの作業を同時並行で行った場合は、1つだけの作業を行うよりも作業にかかる時間が長くなってしまいます。
これに関しては、僕も過去にこのブログで「マルチモニターで起こるマルチタスキング」について書いた記事があるのでこちらの方を参照していただくと意味が分かると思います。
人の目は基本的には1つの物を見るようになっています。
トンボみたいに複眼の場合ならあちらこちら見ながらの作業ができると思いますが、作業に向かう時は1つの画面だけを集中して見ながらの作業を行ったほうが効率は良いと思います。
飛行機のコックピット画面みたいに、画面が多ければ一度に多くの情報を処理できてるみたいでカッコいいと思ってる人が2画面以上のマルチモニターを自慢げに使っています。
〇そもそも「デスクツアー」という名前が無理
虫唾レベル ☆☆☆☆☆ 星5
☞誰が最初に言い出したんでしょうかね、この言葉。
すごくダサいです。
なんですか、デスクツアーって。どこの業態が開催してるツアーなんですか。
ツアーで回る場所は何処ですか?
え、あなたの作業デスクを見せられるの?(笑)
デスクツアー(笑)を言い出したのは日常会話で格好つけて横文字を使ってしまうタイプの人と推測できますね。
僕の知り合いのエンジニアの人も「○○はセキュアで~」とか言ってくるのですが、聞いている側からしたら「なんでそこカタカナなの?」と思います。
討論会をする場面でも「○○のバックグラウンドにあるものは~」とか言ってます。「背景って言えよ」と思います。
それに似たタイプの方なんでしょうね。
なんていうか、しょうもないというか。。。
ドヤ顔風な口調で小綺麗にまとまった、おしゃれで使い勝手のよさそうで作業効率が上がるらしいご自慢の綺麗なPCデスクを、ツアーガイドよろしく紹介するそうです。
僕にはちょっと気持ち悪くて耐えられません。
〇写真とPCスペックと参考URL貼っとけばある程度伝わる
これだけでいいです。
自慢のPCデスクの便利さだか機能の良さなんかを語りださないでください。
なんというか、少し前にはやったYoutuberがやるルーティーン動画並みに不快な気分になります。
好きな人は好きなんでしょうけど。
僕にあのテの内容は合いません。
ああいう動画やブログは今後見たくありません、そして僕自身も自分のPCデスク環境を自慢げに晒しません。
今日はここまで。
また次回。